参加者の皆様へのメッセージ

投稿者:|カテゴリ:エリーゼ音楽祭掲示板 ブログ|投稿日:2012年5月4日

第3回(2013年)エリーゼ音楽祭要項はこちらから

感想コメント

参加者の皆様へ

お陰様で今年2013年、第3回エリーゼ音楽祭を迎えることとなりました。ご協力頂いた皆様には心より感謝いたします。

第2回各エリア予選での、演奏前に紹介させて頂いたコメントでは心を打たれ、全ての演奏に今までとはまた違った感動を頂きました。大人の音楽祭らしいたくさんの温かい拍手と応援には涙があふれ、人として原点に立ち返り、音楽を出来ること、そしてその音楽を通してたくさんの皆様とのご縁を頂けたことは、何物にも代え難い宝物だと感じております。

各会場のあちこちで音楽仲間の和ができ、互いに励まし合い、共に笑い共に泣いてこの絆こそが音楽の持つ真の魅力ではないでしょうか。演奏者、お客様、審査員の先生方、スタッフ、全員が一つになり何か音楽の魔法にでもかかったかのような不思議な連帯感と互いを思いやる優しさ、そして湧き出る感謝の気持ちどの会場も素敵な雰囲気に包まれました。皆様の輝く笑顔を見ると、幸せに満ち溢れ、言いようのない温かい気持ちになりました。

ここで全国大会にあたっての審査員の先生からのコメントを少しだけご紹介します。

「今日はプロのピアニストの演奏からは感じる事の出来ない波動を感じ、感動しました。溢れてくる涙を堪えるのに必死でした。」「今回のみなさんの演奏を聴かせていただき、18歳と48歳の演奏の間に壁はない。それぞれの人にそれぞれが背負っている人生の重みがあり、だからこそ人それぞれが奏でる音楽は違います。今日の演奏で、退屈したことは一度もありませんでした。

弾き始めてから弾き終わるまでの間にもう成長している、そう感じる人さえいたほどでした。「音学ではなく音楽を」の原点は ここではないかなと思いました。テンポが少し遅くても、指が速く回らなくても、最初の一音からその曲の色と雰囲気が心に直接飛び込んでくる、そんな現象に驚きました。私自身も、悲しみの中にいた時、音楽に救われた経験があります。言葉で言えない思いがあふれてきたときに、音楽が始まるのだと思っています。すてきな一日になりますように。」

本日の全国大会では、きっと熱い素晴らしい演奏が、いろんなドラマが繰り広げられるでしょう。会場の皆様、ステージのピアニストの皆様にどうかたくさんの大きな激励の拍手を贈ってください。どうぞ感動を拍手で表現してください。「感動を伝えるのはテクニックだけではない、年齢性別や楽器の経験年数にも関係ない、音で思いや感動は必ず伝える事ができ、そのひたむきな姿は人々に勇気と感動を与えることができる。」

第3回もたくさんの皆さんに参加して頂き、音楽を演奏する事の感動、喜びを感じて頂きたいと思います。

そこで、たくさんの方にこの音楽祭に参加してみよう!と思って頂くために、私がこの音楽祭を開催しようと思った理由、今の思いをお伝えさせてください。

<音楽仲間は一生の宝者>

大人の方に発表会やコンサートで発表する楽しみを経験してほしいと思っても、子供と同じステージでは、私なんか・・・子供達と同じでは恥ずかしいし、緊張してうまく演奏できないから出たくない・・・など、引っ込み思案になりがちです。やっぱり子供の頃から始めていないとだめだわ。子供はいいな・・・。

大人は、仕事が忙しい、練習する時間が取れないなど、なかなかレッスンにも続けて通うことが難しい。

しかし、「あなたは何か楽器を演奏したいですか?出来るといいと思いますか?」この質問の答えの90%の方が。

YES!です。

音楽を嫌いな人はいないし楽器が演奏出来たらいいなと、楽器演奏に憧れをお持ちのはずです。

もし時間があればやりたいと思われているはずです。

では、その気持ちをどうしたら育てる事が出来るでしょうか。やはり目標だと思います。目標があるから頑張れる。楽しい。そして、レベルアップすることの努力が楽しいと思える。

ところが、現在開催されているコンクールは、子供対象や、ピアニスト育成のものがほとんどです。音楽が大好きな大人の愛好家の方が楽しんで参加出来る舞台がほとんどないのが現状です。

そこで、大人が主役になれる、

胸を張ってステージに立てる。

会場も温かい雰囲気で皆が応援してくれる。

間違っても恥ずかしくない。

こんなステージ目標があったらどうでしょうか。

上手だからコンクールに参加するのではなく、上手になりたいから参加する。

ステージに立つ事を経験し続けるから力がつく。わからないから習う。

そして、出来ないからレッスンに通う。

挑戦するから上手になる

んだんと人前で演奏する事、レッスンに通うことが当たり前になり、日常生活の一部となる。

音楽と一生の友達になれます。全国大会での、エリア無関係の音楽仲間との出逢い。

「また来年会おうね、来年は何を弾くの?お互いそれまで頑張ろうね」こういう会話が生まれると、レッスンをやめる音楽から遠ざかるなんていう気持ちは全くなくなります。

私は音楽一筋で頑張ってきました。音楽で恩返しをしたい。

この音楽祭を、先生方や楽器店の方々、音楽に携わる方々、皆さんに利用して頂きたい。参加してよかった、と必ず言って頂けるように精一杯の努力をいきます。

そして、この考えに同感だと言って頂ける方々のお力をお借りし、力を合わせて、日本の音楽環境をもっともっと素敵にして行きたいと思います。

最後に、この音楽祭は演奏を間違っても止まっても恥ずかしいことではありません。音楽が好き。この場に立ててよかった、応援してくれる家族に感謝します。

テクニックではなくこんな素晴らしい気持ちが音になる。

それが伝わることが素晴らしい。大人の生きてきた歴史や年輪が音楽に乗り、感動を伝える事が出来る。

審査委員の皆さんも、全員それを評価してくださいます、審査員というより、演奏者の最強の応援団です。

普通の私たちが観客に感動を与える事が出来るなんて最高です。思い切り楽しんでください。

この音楽祭を通じて音楽の輪が全国に広がることを願っています。たくさんの皆様とのご縁を楽しみにしています。

EMEエリーゼ音楽祭代表 長谷川ますみ

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